「MCPサーバー」という言葉、聞いたことありますか?前回ご紹介したMCPと似ているようで、実は役割がまったく違います。USB規格の例えを使いながら、MCPサーバーとは何か・どんな種類があるか・そして実際に自分でも試せるのかをやさしく解説します。
先生〜!
前回、MCPはAIにメールやカレンダーをつなぐためのしくみって教えてもらいましたよね。
でも「MCPサーバー」っていう言葉も出てくるんですが…
MCPと何が違うんですか?
いい気づきだね!
混ざりやすいんだけど、役割がしっかり分かれてるんだよ。
簡単に言うと、MCPは「ルール・規格」で、
MCPサーバーは「そのルールに従って動く実際のプログラム」なんだ。
うーん、規格と実際のプログラム…?
ちょっともう少し具体的に教えてほしいです!
じゃあUSBで説明しようか。
パソコンにあるUSBの穴あるよね?
それって決まった形してるよね?
USBタイプCなら小さめの横長の穴。
従来のUSBならちょっと大きめの長方形の穴。
それが規格ってこと。
マウスもキーボードもUSBメモリも、
全部「USB規格に対応してる」から同じ口に差せる。
MCPもそれと同じ考え方なんだ。
なるほど
MCPとMCPサーバー、何が違うの?
MCPとMCPサーバーはセットで登場することが多いですが、
役割が違います。
いちばんわかりやすい例えがUSBの穴の形です。
USB規格 = MCP(ルール・通信の形式)
USBマウス・キーボード = MCPサーバー(実際に機能するプログラム)
つまり、GmailをAIから使えるようにしたければ「Gmail MCPサーバー」を用意する。
SlackをAIから使えるようにしたければ「Slack MCPサーバー」を用意する。それぞれが「USB対応機器」のようなものです。
あ!USBの口がMCPで、そこに差し込むマウスやキーボードがMCPサーバーってことですね!
その理解、まさに正解!
しかも「USB規格」は誰でも使えるオープンな規格でしょ?
MCPも同じで、AnthropicだけじゃなくOpenAIもGoogleも使えるオープン規格なんだ。
じゃあ一回MCPサーバーを作れば、
ClaudeでもChatGPTでも使えるってことですか?
そう!
これがMCPのすごいところ。
AI側が変わっても、MCPサーバーは使い回せる。
だから今、各企業がこぞってMCPサーバーを公開してるんだよね。
MCPサーバーは「翻訳係」
MCPサーバーには、もうひとつ大事な役割があります。
それが翻訳です。
たとえばGmailは本来、専門的なAPI(アプリ同士が通信するルール)でしか操作できません。
エンジニアでないと扱えない難しい命令形式です。
でもMCPサーバーが間に入ると、
AIに普通の言葉で話しかけるだけで動くようになります。
「昨日の未読メールを見せて」
→ MCPサーバーが変換
→ Gmail APIを操作
→ 結果をAIに返す
じゃあ、AIが直接Gmailを理解してるわけじゃなくて、
間にMCPサーバーという「通訳さん」がいるんですね。
そのとおり!
AIは「未読メール見せて」と言うだけ。
MCPサーバーが裏でGmailと話してくれる。
だからAI自体にGmailの知識がなくても動くんだよ。
すごい!
じゃあMCPサーバーって、
今どんな種類があるんですか?
どんなMCPサーバーがあるの?
MCPサーバーはすでに世界中の企業・個人開発者が大量に公開しています。
主なものをいくつか挙げると:
- Gmail MCP — メールの検索・送信・下書き作成
- Google Calendar MCP — 予定の確認・追加・変更
- GitHub MCP — コードの閲覧・Issue管理
- Slack MCP — メッセージ送受信・チャンネル管理
- Notion MCP — ページ作成・データベース操作
- Filesystem MCP — パソコンのファイルをAIに読ませる
Anthropicが公式のサンプル集を公開しているほか、
コミュニティ版も非常に多く存在します。
GitHubで「MCP server」と検索すると、無数のサーバーが見つかります。
こんなにあるんですね!
でもこれって、使う側は難しくないんですか?
実は、既存のMCPサーバーを「使う」だけなら、
設定ファイルに数行書くだけで動くものも多いんだよ。
特にClaude Desktopに接続するのはわりと簡単。
理解したら、実際に試せることはある?
「仕組みはわかったけど、自分でも何かできるの?」という方へ。
実は、プログラミングを知らなくても試せるMCPの入口があります。
① Claude Desktop に Filesystem MCP を接続してみる
まず一番手軽なのが、Filesystem MCPの接続です。
これはパソコン上の特定フォルダをClaudeに読み書きさせるMCPサーバーで、
Anthropicが公式に提供しています。
設定ファイル(JSON形式)に数行追記するだけで動き始めます。
接続すると「デスクトップのフォルダにあるExcelファイルをまとめて」
「この資料のポイントを教えて」
といった操作がClaudeとの会話だけでできるようになります。
え!
設定ファイルを書くだけで、
Claudeが自分のパソコンのファイルを読んでくれるんですか?
そう!
もちろん「このフォルダだけOK」
と範囲を決めてあげるから安全だよ。
AIがいきなり全ファイルを見るわけじゃない。
自分で指定したフォルダの中だけ。
② Google Calendar MCP を接続してみる
もう少し踏み込んで試したい方にはGoogle Calendar MCPもおすすめです。
Googleアカウントとの連携設定が必要ですが、
一度つながれば「今週空いてる時間ある?」
「来週の予定をまとめて」
という会話だけで予定管理ができます。
うわ、
ちょっと難しそう…。
失敗したらどうしよう。
まずはFilesystem MCPだけ試してみるのがいいよ。
設定ファイルに3〜4行追加するだけだから、
ハードルは思ったより低い。
教室に来てもらえれば一緒にやってみようか?
それなら安心です!
少しずつ試してみます!
教室の業務もMCPサーバーでつながる時代へ
MCPサーバーはPythonなどで比較的かんたんに作れます。
たとえばパソコン教室の業務に当てはめると、こんな活用が考えられます。
- 「今月の修理一覧を出して」→ 修理受付MCPサーバー
- 「ブログの新記事を投稿して」→ WordPress MCPサーバー
- 「今週の予約を確認して」→ Googleカレンダー MCPサーバー
自然言語で話しかけるだけで、裏側でAPIが動く。
「AIを使う」というより
「AIに仕事を任せる」
感覚に近い世界が、少しずつ現実になっています。
今のAI競争って「モデルの賢さ」だけじゃなくて、
「何とつながれるか」の競争でもあるんですね。
まさに。
今後は会計ソフトも、レジも、LINEも「MCP口」を持ち始める可能性が高い。
今のUSB-Cみたいに、「とりあえずMCP対応しよう」
という流れが来始めてるんだ。
次回は実際にMCPサーバーがどうやって作られているかのぞいてみよう。
楽しみです!
・・・
でもAIの進化がすごすぎる。
昔のSF映画の世界真っ只中って感じですね。
この先、社会はどうなるのだろ?
それは誰にもわかりません!
でもしぶとく時代にくらいついていきましょう!
はい!お願いします。
ちょっと気を抜くとすぐ進化に置いてかれますね。
MCPすごすぎる。
周りの人とかまったく関心ないので
こういう場所があると助かります。
ありがとうございます。
いまは常にアップデートしていかないと、
ほんとにあっという間に時代遅れになるので
ぜひ頼ってください。
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