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【マザーボードのパーツ解説、故障時の対応編】格安でそこそこ高性能な自作PCを作るときのポイント2026(番外編)

今回は自作PCの番外編として、
マザーボードを見ていて「これ何?」「壊れやすいの?」と気になりやすいパーツを中心に、

  • 何をしている部品か
  • 故障しやすいのか
  • 長持ちさせるポイント

をわかりやすく説明していきます。


No.1:VRM(減圧機)

この大きいヒートシンクの下、何が入ってるんですか?
なんか「重要そう」な雰囲気ありますよね…

まるちゃん
まるちゃん
ogita
ogita

そこがね、マザーボードで一番酷使されてる場所。
VRMっていう「電気の調整係」が詰まってるんだよ。


VRMとは?

一言でいうと
CPUにちょうどいい電気を作って送る装置

電圧の流れはこう

  • コンセントからの電圧:100V
  • 電源ユニット(PSU):12Vまで下げる
  • VRM:CPU用に 約1.0〜1.4V までさらに下げて、安定させる

つまり
電圧を下げながら、ブレない電気に整える
これをリアルタイムでやり続けています。


⚠ なぜVRMはトラブルを起こしやすい?

① とにかく仕事がキツい

  • 12V → 約1Vまで一気に減圧
  • CPUの要求に瞬時に対応
  • 高速オン・オフを常時繰り返す

つまりVRMはマザーボードで一番働いてる電源回路なのです。

② 熱が集中する

VRM周辺には

  • MOSFET
  • チョークコイル
  • コンデンサ

これらは全部「発熱源」。とても熱くなる部品が密集しています。

なのでパソコンの

✔ 冷却するヒートシンクが小さい
✔ ファンの数がすくない、風が弱い
✔ ゲームや動画編集で長時間高負荷を続ける

この3つが揃うと、最初に悲鳴をあげるのがVRMなのです。

③ 劣化がわかりにくい

  • いきなり壊れない
  • 少しずつ不安定になる

VRMに異常がでてしまうと、

  • 突然再起動
  • 高負荷時だけフリーズ
  • CPUは正常なのに不調

原因不明のエラーが発生しやすい状況になります。


VRMは修理・交換できる?

結論:基本的にできません

理由

  • VRMは1個の部品じゃない
  • 複数部品の回路集合体
  • 多層基板+表面実装

業務用リワーク設備+顕微鏡レベル
成功率も低く、コスパ最悪

=マザーボード交換が現実解


VRMを長持ちさせるコツ

最重要:熱をためないこと

① 風を止めない(超重要)

  • ケース内エアフロー
  • CPUクーラーの風がVRMをかすめる配置
  • リア・トップ排気が効くと寿命が段違い

② エアダスター清掃は正解

  • 半年に1回(床置き・ペットありなら3か月)
  • VRMヒートシンク&ファン重点

⚠ ファンは必ず指で止める(発電防止)

③ 無理をさせない

  • 安価マザボ × 高消費電力CPU
  • 常時100%負荷

BIOSの電力制限や軽いアンダーボルトが効く
「性能1割減で寿命2倍」の世界

❌ やらなくていいこと

  • VRMにグリス
  • ヒートシンク外し
  • 接点復活剤

これらは事故のもとになります。


No.2:コンデンサ

コンデンサの役割:電圧の揺れを吸収して安定させる

  • 電気を一時的に貯める
  • 必要な瞬間に放出

VRMの“縁の下の力持ち”。

故障すると

  • 電圧が不安定
  • 再起動・フリーズの原因

最近は固体コンデンサが多く、昔よりかなり丈夫。


No.3:バックパネルI/O

バックパネルI/oの役割:USB、HDMI、LANなどの外部との出入口

故障しやすさ

  • 抜き差しの物理ダメージ
  • 静電気
  • ケーブル引っ張り事故

地味だけど「人為的トラブル」が多い場所。


No.4:チョークコイル

チョークコイルの役割:VRMで作られた電気のムラを整える

  • 電流をなめらかに
  • CPUが使いやすい形にする

故障

  • 基本は壊れにくい
  • 異音(コイル鳴き)が出ることはあるが故障ではない

No.5:チップセット

チップセットは壊れやすい?

チップセットって壊れやすいですか?

まるちゃん
まるちゃん
ogita
ogita

正直に言うと…
ほぼ壊れない部品だね。


結論:チップセットは壊れにくい

チップセットが壊れにくい理由

① 消費電力が小さい

  • 5〜15W程度
  • VRMとは熱量が段違い

② 動作が穏やか

  • USB
  • SATA
  • LAN
  • Audio

急激な電流変動がない

③ 可動部ゼロ

  • ファンなし
  • 受動冷却
  • 動かない
  • 故障要因が少ない

レアな故障例

  • ケース内灼熱
  • 水冷漏れ
  • 雷・電源事故

この場合はマザーボード全体アウト


ICチップは故障しやすい?

結論:故障の頻度は低い。でも当たると厄介。

ICチップが丈夫な理由

  • 発熱が少ない
  • 可動部ゼロ
  • 指示役で大電流を流さない

それでも壊れる原因

  • 静電気(組立時)
  • 電源事故・雷
  • VRM焼損の巻き添え

厄介な点

  • 見た目変化なし
  • 匂いなし
  • 交換ほぼ不可能

・原因不明 → マザボ交換が現場判断


まとめ

・マザーボードで一番気をつけるのは VRM
・長持ちのコツは
「ホコリをためず、風を当て、無理をさせない」ここを押さえておけば、
自作PCはびっくりするくらい安定しますよ。

こちらもご確認ください

👉【自作PC2026 第1章 購入編はこちら
👉【自作PC2026 第2章 組み立て編はこちら
👉【自作PC2026 第3章 BIOS設定&ドライバー導入編はこちら
👉【自作PC2026番外編(マザーボードのパーツ解説、故障時の対応編)はこちら

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