〜電源が落ちない回路を、実際に完成させる〜
なぜ今回は「1000uF と 470uF」なの?
ふたつのコンデンサの大きさが違う理由

先生、コンデンサって
プラス側に1000uF、マイナス側に470uFって言ってましたよね。
どうして大きさが違うんですか?
とても良い質問ですね。
コンデンサの容量が違うのは、それぞれ役割が異なるためです。
超ざっくり説明
- プラス側:1000uF(大きい)
👉 電圧がストンと下がりそうな瞬間に
👉 どーん!と電気を出す主役 - マイナス側:470uF(少し小さい)
👉 電気の戻り道を安定させる
👉 ノイズや揺れを抑える補助役
水で例えるとね
プラス側:大きな貯水タンク
マイナス側:排水を安定させるタンク
両方あると、流れが一気に安定する。
全体の配線の流れを整理しよう
基板のどこにコンデンサを入れればいい?
コンデンサって
基板のどこに置けばいいんですか?
基本はここです。
昇圧モジュールからラズパイへ行く途中に置きます。
全体の流れ
充電池
↓
昇圧モジュール
↓
【コンデンサ(1000uF / 470uF)】
↓
ラズパイ

👉 ラズパイの近く
👉 電圧が不安定になりやすい場所
ここがベストポジション。
まずは基板にコンデンサを置こう
どこから配置する?


先生、基板のどこから置けばいいですか?
穴がいっぱいあって迷います…
大丈夫。
まずは プラスの流れとマイナスの流れ を作りましょう。
配置の考え方(超重要)
- プラスはプラス同士
- マイナスはマイナス同士
👉 電気の流れを
👉 まっすぐ・分かりやすく作る

コンデンサの向き(ここは絶対)
コンデンサの向きってどう見るの?
先生、コンデンサの向きってどう見分けるんでしたっけ?
足が長い方→ プラス(+)
足が短い方 → マイナス(−)
これがルールです

今回のルール
- 昇圧モジュール +側
👉 1000uF の 長い足(+) - 昇圧モジュール −側
👉 470uF の 短い足(−)
ユニバーサル基板の基本
この基板の穴、それぞれつながってるの? (初歩的な疑問)
この基板、穴がいっぱいありますけど
穴同士はどうなってるでんすか?
つながりとかありますか?
各穴はつながってはいません。
全部バラバラなので、はんだ付け、配線でつないでいきます。

基板のポイント
- 穴同士は 独立
- つなぎたいところだけ
👉 自分ではんだ・線でつなぐ

基板に表と裏はある?
基板って表と裏って決まってますか?
決まってないので、自分で決めてOKです。
- 部品を置く側 → 表
- はんだ付けする側 → 裏
基板にあるアルファベットの意味
基板の上にあるAとかBって何の意味ですか?
これは場所が分かりやすくなる目印ですね。
電気的な意味はありません。
👉 地図のマス目みたいなもの

いよいよラズパイにつなぐ
ついに電源を入れる時がきた
先生、全部つなぎ終わりました…
いきますよ?
よし、いきましょう。
(充電池を接続)

音が聞こえた!
- ラズパイの グリーンLEDが点灯
- ぷぷっと 点滅
- 起動処理中で
👉 電力が一気に使われているのが分かる
まるちゃん
「おお…動いてる…」
(少し待つ)
- 起動完了
- 音が鳴り始める
成功!
鳴った!!
成功です!
やったー!!
つなぐまで結果がわからないので
これでいいのか?と思いながら
作業してたので嬉しい!
でも、ここで次の課題
このままで大丈夫?
先生…
この細い銅線、何回も使うと切れそうじゃないですか?
たしかにそうですね。
最後に 配線をグルーガンを使って固定していきましょう。
グルーガンで配線の弱い部分を固定する
グルーガンについてはこちらから。
なぜグルーガンで固定する?
- 振動で断線しないから
- ハンダ部分に力がかからないから
- 故障が減り長く使えるから

グルーガン固定でのコツ
- ハンダ部分のすぐ横
- 線そのものを
👉 ふわっと包む感じ - コネクタやスイッチ部分は
👉 動く余地を少し残す
グルーガン固定は、
“がっちり固める”より
“動かないように支える”イメージです。
まとめ
- コンデンサで
👉 一瞬の電力不足を補えた - 起動・Wi-Fi時も安定
- 音が鳴って 完全成功
- 最後は固定して
👉 実用レベルへ
先生、
これ…ちゃんとした機械になりましたね。
問題なく起動しましたね。うまくいっています。
次回は電源スイッチを設置していきます。
第9回 電源を安定化するためのコンデンサ取り付け、実践編
第8回 電源を安定化するためのコンデンサ取り付け、準備編
番外編3 ラズパイの基盤が壊れた、分析と反省
番外編2 ラズパイから音が出なくなった
番外編1 ラズパイに無線でつながらなくなった! 復旧まで
第7回 充電池からだと、3秒くらいで電源が落ちてしまう
第6回 充電池から音楽を鳴らす準備編、昇圧モジュールと充電モジュールをつなげるまで
第5回 nanoで自動機能のプログラムを書く
第4回 ボタンをはんだ付けしよう
第3回 ラズパイに再生ボタンを仮接続しよう
第2回 ラズパイに音楽を転送して音を鳴らしてみよう
第1回 Windowsからラズパイを操作する環境をつくろう